株式投資の勉強 基礎編

Chapter 1 株式って何?

Chapter 1-1 株式の定義

何においてもその言葉の定義を知っておくことは重要です。
詳しくは商法などを読むのが正しいのでしょうが、ここは初心者ですので、次のように知っていれば十分でしょう。

「株式(かぶしき)とは、株式会社における資本の構成単位であり、株主の出資の割合を示すために用いられる仕組みであるが、株券の意味で使われることもある。
株式の仕組みを利用することで、企業が事業に必要な巨額の資金を調達する際に、資本を細分化し、小額の出資を多数の出資者から募ることが可能になる。」

つまり株式とは会社の資本の一部であり、株式投資とは「会社の資本の一部を買う」ということがわかります。
「会社の資本って?」・・・わからないことだらけですね。
「会計上の資本」とは、次のように書いてあります。

「資本とは、一般的には企業経営における元手(もとで)を意味するものであるが、会計上の資本とは、企業の総資産額から総負債額(借入資本金は含まない)を差し引いた残額、すなわち、後日企業外部に支払うべき額(負債の額)を差し引いた企業自身に帰属する財産の額をさす。」

会社の総資産から総負債を引いた残り? ・・・・・ 難しいですね。
しかし、考えれば簡単です。
会社の資産も負債もすべてを合わせた、その残りが株主さんのものですよと言っているのです。
また、すべての資産と負債とは、会社のすべての財産を表しているに他なりません。
「資本=会社の全財産」というわけです。

そう、つまり株式投資とは「会社の全財産の一部」を買うことに他ならないのです。

まずはこのことをしっかりと覚えておきましょう。
ここを間違うと、なぜ損をしたか・得をしたかがわからなくなってしまいます。
結果として「株はギャンブルだ!」ということになってしまいます。

back next

inserted by FC2 system