株式投資の勉強 基礎編

Chapter 1 株式って何?

Chapter 1-2 株価

株価とはなんでしょうか?
まさに1株あたりの価格(これはわかりますね^^)ですが、優良大企業であっても数百円の株価なのに、新興のよく知らない会社であっても何十万円、何百万円もする場合があります。
これはなぜなのでしょうか??

「株式を買う」ということは「会社の全財産の一部」を買うことです。一部分って、どのくらいでしょうか?これは全発行株式が例えば100万株発行されていれば100万分の1ということになります。
従って、株価とは「会社の全財産」の「全発行株式分の1」の値段ということになります。

ある大企業A社では全発行株式が10億株で、会社の資産が5000億円、負債が1000億円あったとすると、株式の現在の価値は
   (5000億−1000億)÷10億 = 400円
 となります。

 一方、新興企業B社では全発行株式が5000株、会社の資産が10億、負債が5億ですと
(明らかにA社より規模が小さいですよね!)、
   (10億-5億)÷5000 = 10万
 となります。


このようにみると、なぜ新興の小さな会社の株価が大企業の株価の何十倍もする価格で取引されているのかがわかります。
ここで覚えておかなくてはならないことは、「株価の大小は、その企業の価値とはまったく関係がない」ということです。

成長著しい新興企業では株価が高騰してしてしまい、株を買える人が限られてしまう場合があります。この様なときに株式を買いやすくする目的で株式分割をすることがあります。
例えば株式分割をして株式の総発行数が10倍になると株式の価値は10分の1になりますが、決して「10分の1の値段になって安くなったんだ」なんて思わないようにして下さい。1株あたりの価値は何ひとつ変わっていません!!

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