株式投資の勉強 基礎編

Chapter 3 いろいろな投資方法

Chapter 3-1 デイトレード

株式の売買とそれによって利益を得る方法は大きく2種類の方法があると考えられます。

1.実際の会社の価値と株式の価格の差を見極め、株式の価値が安い時に購入し、この価格差が埋まった時に売却することで、利益を得る。
2.実際の会社の価値が向上し、株式の価格も向上する。


この2つの指標は主に長期投資でも使われますが、結局のところデイトレードも例外ではありません。
ただし、見極めなくてはならないのは、需給に注意し価格が動き出したまさにそのときを狙って売買を行う必要があるというものです。
次のチャートを見てみましょう・・・

@・C 1日で大幅に値を上げています^^
     これは、あらゆる投資方法でも儲けるチャンスですね。
     騰がり始めたところで買えれば良いでしょう。
A・D この日は、大きく下げていますが、下がりすぎということから、最後に値を戻して終わっています。
     このタイミングをつかめれば、こんなマイナスの日でも勝つことができます
B   前日終値より、大きく値を落としています。(この日は俗に言うライブドアショックの日でした。)
     デイトレードの最も有利な点は株式の持越しをしていないので、予想外の出来事で損失を受けなくてすむことです。
     この日も、もちらんうまく立ち回れば利益が出ます。

おわかりでしょうか?
デイトレードの特徴は次の2つです。

【利点 】 
その日のうちにポジションを手仕舞うので市場の開いてない時間帯に起きた事件に影響されない。
マイナス傾向の銘柄でも利益を出すことが可能。

【欠点】
企業価値とは無関係な価格で取引を行うことになる。
このため、「相場観」を必要とし、これに長けていなければ負け越すことになる。
また、相対的に手数料が多くかかる。


さらに、デイトレードでも、数ティック程度(1ティックは値幅の一単位分)、数分で取引を終わらせるスキャルピングといったものもあります。
すばやい需給判断と日々の相場観に優れている人には向いているといえるでしょう。
しかし、相場観がなければ、逆に危険な投資方法であることを覚えておかなくてはなりません!

back next

inserted by FC2 system