株式投資の勉強 基礎編

Chapter 3 いろいろな投資方法

Chapter 3-3 長期投資

しつこいようですが、株式投資で利益を出す方法を再び思い出してみましょう。

1.実際の会社の価値と株式の価格の差を見極め、株式の価値が安い時に購入し、この価格差が埋まった時に売却することで、利益を得る。
2.実際の会社の価値が向上し、株式の価格も向上する。


この2つが完全に当てはまった銘柄があるとして、でも、いつ株価に反映されるのか判らない。
そういうときに、最も威力を発揮するのが長期投資という方法です。
日々の需給に悩まされずに、じっくり待つことが肝心です。

もし、十分に現在の価値が安いと思ったなら、その時々の価格に左右される必要はありません。
これは半年程度のチャートですが、このチャートでも、2005年7月から9月までの間どこで買おうと、たいした差がないことがわかると思います。
もし、数年かけて10倍になる銘柄だったら・・・?
最初の買値は、ただの線です。
高いときも安いときも特にないのです。

だから、十分に調べた上で購入し、じっくり待っているだけでいいのです。
また、このような投資をする場合、途中で売買をする必要はありません。
むしろ下手に売買することで税金を支払わなくてはならなくなり、売値と同じ価格では買戻しができなくなる恐れがあります。

長期投資の特徴を覚えましょう。

【利点 】
上昇局面で最も大きい利益を出すことが可能。
手数料は相対的に安く、税引き前再投資の効果で複利で資産増加が狙える。

【欠点】
企業価値に依存するため、十分な検討のうえで投資することが必要。
また、場合によっては非常に長い時間を要する。


さらに加えておくと、投資の世界で本当の大金持ちになった人には、この長期投資を行う人が多いです。

十分に価値ある会社をみつけ、その一部分たる株式を購入し、会社の資産が大きくなっていくのを見守りましょう!!

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