資産株について、次のように定義します。
「バランスシート上の資産総額よりも実際には多くの資産を持っており、解散価値の高い会社」
会社の会計報告に貸借対照表というものがあります。
ここには、会社の持っている全ての資産が記載されていますが、
@資産の全てが時価で記載されるわけではない
A会社の資産は有形のものだけではない
という2点の問題があります。
これらは切り売りできないものもあり、会社の利益に貢献するわけではないのですが、「会社を買収したい人が現れた場合」、「会社が解散するような場合」など、資産として会社の価値に貢献します。
@土地や貴金属など
会社の企業以来ずっと持ち続けている土地の価格は大幅に値上がりしているはずです。
このことに皆が気づく前に株式を購入することができれば、値上がりを期待できるでしょう。
A強力な特許やブランド
これらは決して資産としては計上されません。
しかし、買収したい会社は無数にあり、彼らは高額の”のれん代”を支払っても会社を手に入れたがるかもしれません。
資産株とは、自らの投資金額の元本を保証し、且つ、誰もが「確かにそれだけの資産がある」と気づくようになるまで株式を保有し続ける忍耐を必要とします。
もっともよいケースは買収者が現れることでしょう。
こうした場合は、プレミア付の価格で売ることができます。