投資の勉強 投資信託

Chapter 3 国債と外債

Chapter 3-1 国債への投資

日本政府の発行する債券であり、日本国民から見た場合、最もリスクの少ない債券であるといっていいでしょう。

通常、取引される国債は「利付債」になります。
「利付国債」は市場で取引される通常の債券であり、金利上昇に伴って債券価格が低下します。

現在の日本が「金利上昇局面」であるならば、途中換金の可能性を考えた場合、少し購入しにくい債券になります。
この場合、比較的償還期限の短い2年ものを選択すると良いでしょう。

また、国債には、「利付国債」以外にも「個人向け国債」というのが存在します。
「個人向け国債」も同様に金利変動に強い商品といえます。

個人向け国債の特徴は、一定期間経過後、過去数回分の利息を返金するのみで途中償還されるところにあります。
※元本が保証されるわけではありません。ある意味、定率で値が下がっているといえるでしょう


個人向け国債には2種類あります。

・「5年もの」は、金利が固定金利となっています。
途中償還は2年経過後以降可能で、過去4回分の金利を返却すれば途中償還されます。

・「10年もの」は金利が変動金利となっています。
途中償還は1年経過後以降可能で、過去2回分の金利を返却すれば途中償還されます。

5年ものと10年ものの大きな違いは固定金利か変動金利かにあります。

10年ものは5年ものや、「利付債券」の10年ものより低い金利設定になっていますが、金利上昇に伴って利息も上昇するという特徴があります。

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