キャッシュフロー計算書は、現金の出入りをしめすもので、これまで見てきた”貸借対照表”と”損益計算書”を補助する役割があります。
例えば、みなさんの財布の中を考えて見ましょう。
毎月給料をもらって(営業キャッシュフロー)、スーツやかばんを買う(投資キャッシュフロー)とします。
これらの収入と支出を合わせた場合、いくら財布に残りますか?
このような計算をするのが、キャッシュ・フロー計算書です。
損益計算書と比較してみましょう。
[損益計算書]
期間ごとの会社の資産の増減(利益と損益)を表すシート
利益 ・・・ 給料
損益 ・・・ スーツやかばんの減価償却費
[キャッシュフロー計算書]
収入 ・・・ 給料
支出 ・・・ スーツやかばんの代金
損益計算書では、固定資産の購入などは、必ずしもマイナスではありません。
購入したものには資産価値があるため、それぞれの費目の減価償却費が損益項目として載ってきますが、キャッシュフロー計算書ではダイレクトに出費分がマイナスとして載ってきます。
まさに、財布の中身を表すわけです。
では、キャシュフロー計算書の中身を見てみましょう。