投資の勉強 投資信託

Chapter 2 分散投資

Chapter 2-2 分散投資の目指すもの

分散投資を役立てるためにさらに考えてみましょう。

先ほど、私は『「よく知っている事柄」については集中投資すべき』であり、『「よく知らない事柄」については分散投資すべき』と説明しました。
このことは、なにもよく知らないことにまで分散して投資しておいたほうが良いということではありません。

もし、あなたが例えば「現在の中国株は将来価値から考えて割安であり、中国株に投資をしたい」と考えたとしましょう。
こういう場合、「中国」に集中投資し、「個別企業」に分散投資する、そんな投資信託を選択すれば良いのです。

分散投資についてとにかく集中するのは危険だから分散しなさいといった趣旨の説明を良く見かけます。
「卵はひとつのカゴに盛らない」しかも、「ひとつの場所におかない」「できればひとつの国におかない」
だけど、大事なことは「自分の目の届くところにおいて置く」ことです

しっかりした冷蔵庫があるなら、その中にしまっておきましょう
冷蔵庫には詳しくないけど、保管倉庫と管理人を知っているのであれば、その中のいくつかの冷蔵庫に分散するのは悪く無いでしょう。

投資とは知っているものに対して行うことが大事であるのです。

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