投資家列伝

ピーター・リンチ(Peter Lynch)

フィディリティ マゼランファンドの顔

フィディリティ証券 マゼランファンドを知っているだろうか?
世界を代表するファンドであり、これこそがピーター・リンチ最大の功績である。
リンチはマゼランファンドを運用し、13年間でファンド資産を2000万ドルから14億ドルへ成長させた。

しかし、彼の書くONE UP ON WALL STREETでは
「ファンドマネージャーより、個人投資家のほうが優れている」という。

例えば、
「株を買わなくても良い」・・・ファンドマネージャーには許されない行為であるが、個人投資家は買いたいときに買えばいいのである。
「1000個もの銘柄に注意を払わなくていい」・・・個人投資家は、自分のよく知っている分野で勝算があるときのみ買えばいいのである。

彼は1944年に生まれ、ゴルフ場のキャディをするうちにゴルフ場の裕福な顧客から投資の成功談や失敗談を聞き、投資に興味を覚える。
そして何年もキャディをするうちにフィディリティの社長と知り合いフィディリティで働くようになる。

だから、株の勉強をしたいなら「大きな証券取引所の次にゴルフ場が良い」という。
彼の哲学のひとつに「投資には統計学より心理学や歴史の勉強が役立つ」がある。

スーパーコンピューターでは計算できないのが市場であると言い、不可解な市場の動きに対して対処する心構えを示している。

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