投資家列伝

竹田和平(Takeda Wahei)

日本最強の個人投資家

1933年生まれ。
名古屋で菓子製造業を営む個人投資家である。
「タマゴボーロ」などのヒット商品を生み出し、利益の一部を投資にまわすことで一躍著名投資家の仲間入りとなった。

彼の投資遍歴は約10年であり、他の著名投資家と比較すると、非常に浅い。
しかし、その銘柄選別方法には目を見張るものがある。

1997年の山一證券倒産から株式投資を始める。
当時の日経平均株価は8000円程度であり、竹田さん本人も「先が見えなかったので割安株に投資するしかなかった」といっているような時代である。

そして現在、非常に多くの銘柄の主要株主欄に名前を連ねるようになった。

竹田さんの投資方法は主に四季報を活用するものである。
このあたりがアナリストと異なっていて、さすが個人投資家と思わせるものである。

四季報から今後成長が見込まれる分野に投資を行い、
「割安であり、株主資本をきちんと積み上げ、安定した配当を行っている企業。」へ投資する。
これが竹田さんの重視する銘柄選定方法だ。

また、彼は長期投資に徹している。
「株を売るときは他に買いたい株が出てきたとき」
というのはウォーレン・バフェットと共通する。
デイトレードを賭博といい、結局は胴元が儲かるといっている。

彼の「個人投資家に贈る5カ条」なるものが四季報に掲載されていたので引用する。

竹田和平さんから個人投資家に贈る5カ条

1条:将来成長する産業を「連想」して割安成長株を探せ
2条:大量生産・大量販売の業界には魅力を感じない
3条:ほかに買いたい株が見つかったとき以外は株を売らない
4条:四季報で銘柄選択する人ならライブドア株暴落は回避できた
5条:有価証券取引税を復活させれば回転売買は減少する

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