世界に市場が誕生し、相場が誕生し、そして投資家が生まれました。
相場の歴史は古く、証券取引所については13世紀頃から各国政府の債券などの取引が行われていたといいます。
株式についてはそれより幾分か遅れていますが、1602年に設立された「オランダ東インド会社」が最初であるといわれています。
それでも、約400年も昔のことです。
しかし、その後も「投資家」と呼ばれる人たちの「投資」の対象は、通常、債券が主体でした。
各国の「国債」や「公債」を買い、戦勝国へ投資することで利益を得てきたのです。
18世紀後半よりイギリスでは産業革命が起こり、19世紀に入ると、国への投資以外にも「鉄道債」や「鉱山債」と呼ばれる、個別企業(但し、インフラ・資産関連)への投資が盛んになってきます。
世界最初の投資信託も、この頃イギリスで生まれます。
そして、20世紀初頭には北米で「鉄道債」を格付けするためにムーディーズ発行されます。
「投資」が一般的なものになってきたのです。
株式投資は古くからありますが、株式投資ファンドは主に北米で発展し、その歴史は1896年のダウ平均(Dow Jones Industrial Average
- DJIA)をひとつの区切りとして見るのが良いでしょう。
これ以後の投資家は常にダウ平均のリターンと投資成績を比較されながら評価されていくのです。
このページでは、そんな中で大きな利益を上げ、名を馳せた著名な投資家たちを紹介します。