「再帰性」の重要な点は、それが断続的だけに起こるということのみです。
もし絶えずすべての状況で存在しているものであれば、それは単にそのイベントの異なった見方なのであって、そのイベントを発展させるというわけではありません。
それは私が再帰性が特殊なものとして現れる一般的な「再帰性理論」について記述した著書の中で十分に明確に指摘しなかったポイントです。
私はもちろんケインズを模倣しようとしていました。(ケインズは、彼の完全雇用が特別なケースであった雇用の一般理論を提案しました)。
ケインズと異なる点は、失業が安定している事実であったときに、ケインズは彼の理論を提案しましたが、私は現象が認識される前に「再帰性理論」を提案しました。
そして私の場合は現象についてについて言い過ぎたり、または控えすぎたりもしました。
自然な科学の方法と評価基準が社会的な現象の研究に完全に不適当であると主張しぎました。
私は、社会科学を誤った比喩と呼びました。
それは誇張でした。
世の中には、科学的研究法で正当性をテストすることができ、一般に有効な法で説明して、予測することができる多くの正常で、日常の、そして、反復性の状況があります。
そして、歴史的で、再帰の過程にさえ、自分たちを統計的な一般化に与えるある一定の反復性の局面があります。
例えば、景気循環はある反復性のパターンに従います。しかし、もちろん、各例には、反復性のパターンより多くのいくつかのユニークな特徴があるかもしれません。