スイングトレードとは、株式で利益を出す手法のうち、実際の会社の価値と現在の株価の差に注目し、かつ、これが一定の値動きをすることに注目したものです。
1.実際の会社の価値と株式の価格の差を見極め、株式の価値が安い時に購入し、この価格差が埋まった時に売却することで、利益を得る。
2.実際の会社の価値が向上し、株式の価格も向上する。
株価が向上する理由の2つのうちの”1”の方ですね。
これを比較的短期に実行するものです。
この銘柄は、2005年12月頃から2006年2月まで、一定の範囲で上下の値動きを繰り返しています。
このような相場をボックス相場といい、このボックス相場でスイングトレードは威力を発揮します。
1680円で買い・・・1870円で売る。
これだけで約10%の利幅になります。
それでも、もし相場がさらに下がったら?
この時、自分の買った企業価値に自信があれば売る必要はありません。
長期投資にすれば良いだけの話です。
【利点 】
上昇局面でない場合にもある程度の利益確保が可能。
「テクニカル指標」と「企業価値」で取引するが、少なくとも「企業価値」で安いときに買っておけば長期投資へ移行してもよい。
【欠点】
企業価値が高いときに掴んでしまうと大きな損を抱える場合がある。
上昇局面では、売値より高い値段で買戻しをする可能性が高い。
さて、このスイングトレードは「テクニカル」とよばれる指標が多く存在し、多くの研究がなされており、代表的な指標としては
・RSI
・ストキャスティクス
の2つがあります。
先ほどと同じチャートに”RSI”と”ストキャスティクス”を重ねて表示しています。
このような指標は、Infoseekマネーで取得することができます。
一番下の黒と緑の線が”RSI”でその上に青・赤・緑で書かれているのが、”ストキャスティクス”です。
それぞれ、次のような意味があります。
RSI
その時々の株価が”売られすぎ”なのか”買われすぎ”なのかを計る指標です。
20%以下 → 売られすぎ → 買いサイン
80%以上 → 買われすぎ → 売りサイン
のように判断します。
ストキャスティクス
値動きに敏感に反応するものをFAST(青)、鈍感なほうをSLOW(赤)とし、2本の線がクロスしたときを売買のサインとします。
FAST(青)がSLOW(赤)を抜いたとき → 買いサイン
SLOW(赤)がFAST(青)を抜いたとき → 売りサイン
特に、20%以下での買いサインや80%以上での売りサインは信頼性が高いとされています。
いかがでしょうか?
最初の高値のとき(赤い点線の一番左側)で、きちんと売りサインが出ていますね!
確認してみてください。
「RSI70〜80%程度、ストキャスティクスは1,2日後に売りサインとなっています。」
次に安値のときはいかがでしょう?
RSIは30%程度ですが、ストキャスティクスは買いのサインです。
確認できましたか?
その後もいかがですか?
これは、あくまでチャートの動きから予想されるだけの指標ですが、意外と当たっていることに驚きですね。
個々の銘柄とその指標の動きに合わせて、研究すると勝率アップができそうです。