株式投資の勉強 財務諸表

Chapter 3 損益計算書

Chapter 3-1 損益計算書とは?

損益計算書は期間ごとの会社の資産が増えたか減ったかを表すシートです。
英語では、Plofit and Loss Statmentと記述され、P/Lと呼ばれます。

利益と損益の計算書ですね。

企業というのは一定のコスト − 例えば、材料調達費や製造の加工費など − をかけながら製品を作り、それを販売します。
また、そうして得た利益から給料や広告宣伝費を差し引き、残った費用から、さらに諸経費や税金を引き、そして結局儲かったの??

そういう計算をしているのが、この損益計算書です。

損益計算書では、次の項目が重要です。

[損益計算書]
期間ごとの会社の資産の増減(利益と損益)を表すシート

売上 ・・・ 商品や製品の販売金額
売上総利益 ・・・ 売上から商品の仕入れや製造原価を引いたもの
営業利益 ・・・ 売上総利益から広告宣伝費や給料などを引いたもの
経常利益 ・・・ 営業利益に営業外の財務活動などの損益を加えたもの
純利益 ・・・ 経常利益にその期間だけ突発的に生じたような特別損益を加え、税金を引いたもの

これらの項目は結構聞きなれているものがありますね。
経常利益というのは会社に勤めている方や新聞を読みさえすれば嫌でも耳に入ってくるでしょう。
最終的な資産の増減は純利益によります。
そして、この結果はバランスシートに反映されていき、複雑に絡み合っていくことになります。

会社がある期間で利益を出したとして、
それがどのような理由によるものなのか?
突発利益か、事業によって生み出したものか?

そのような内容をこのシートで分析しましょう。

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